荷物転送バイトだけはやらない方がいい理由

闇バイトや裏バイトと呼ばれるバイトの特徴として、わずかな労力や拘束時間で驚くほどの大金を手に入れられることがあげられますがそれには理由があります。

 

闇バイトの具体的な例をあげつつ、闇バイトが持つ危険性やおすすめできない理由をお伝えします。

 

最近SNSを通して流行している闇バイトが『荷物の転送バイト』です。

 

これは、自宅に荷物を送ってもらいそれを指定の場所に転送するだけで、1つ3000円から5000円の報酬が手に入るという闇バイトです。

 

このバイトを始めるには、運転免許証や保険証といった身分証明証とバイト代を受け取るための預金口座が必要です。自宅で簡単にお金が入るように思えるこのバイト、実は大きな危険があります。

 

まず荷物には何が入っているのかが不明な点です。多くの場合、映画のトランスポーターのように仕事募集先に中身を確認してはいけないとされています。もしこの中身が薬物や銃器であった場合、バイトをしただけのつもり、つまりこういった品物を知らずに送っていた人も場合によっては警察などに拘束される危険性があります。

 

また、そういった危険な品物でなくても携帯電話やスマートフォンである可能性もあります。

 

2016年夏頃に国民生活センターでも注意喚起が出ていましたが、知らない間に身分証明証を悪用されて自分の名義で何十台ものスマートフォンや携帯電話の通信契約がされていたというケースが多数報告されています。(「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトにご注意!(速報)|独立行政法人国民生活センター)

 

仕事だと思って転送していたものが実は、何者かによって契約されていた自分名義の通信端末であったということです。

 

2005年に携帯電話不正利用防止法が定められ、犯罪利用防止の為に契約時には本人確認書類の提出が義務付けられ、その抜け道に利用されてしまうのです。

 

今はホームページ上から格安SIMに申し込むことができ、本人確認書類もデータをアップロードすれば契約できてしまいます。

 

ただし犯罪利用を防ぐ為にSIM業者も、本人確認書類の住所以外は送付できないというルールを課しているいますが、それすらもすり抜ける手段として『荷物の転送バイト』が利用されてしまうのです。

 

自分名義で契約した携帯やSIMが自宅に届いた荷物の正体であり、それを何者かに送ってしまうというわけです。

 

当然ですが、料金の請求は契約者に来ます。数千円のバイト代を得るために複数の携帯電話会社に100万円近くの請求を受けたという被害が警察などにも寄せられたと言われています。

 

料金の支払いができない場合は民事訴訟を起こされるリスク、更に未払い情報が携帯会社のデータベースに登録されて今後一切携帯の契約が禁止されるリスクもあります。

 

では転送された端末はどこにいくのでしょうか。もし闇金業者や振込詐欺にその端末が使われて犯人が捕まった場合、共犯として端末の契約者も罪に問われる可能性があります。

 

事実、最近では特殊詐欺に格安SIMをはじめとする格安スマホの利用台数が急増しているとの報告も出ている。(特殊詐欺に「格安スマホ」急増50倍|産経ニュース)

 

そもそもスマホを無断で譲渡すると、携帯電話不正利用防止法に基づき『2年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金』となる可能性があるのです。

 

このように闇バイトには自分自身が知らない間に事件に巻き込まれる、犯罪者の共犯者として扱われる可能性があると恐ろしい危険性を持っているのです。

 

実際に闇バイトに関わったことで法律上は自分に罪に問われないとしても、犯罪の片棒を担いだ可能性があるのであれば、いい気分でお金を稼いだとは言えませんよね。

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